位牌の種類

位牌にはいくつかの種類があり、大きく分けると以下の3つになります。

それぞれ使用される目的や安置される場所なども異なります。

白木位牌(仮位牌)

白木位牌は仮位牌または野位牌とも呼ばれ、葬儀を執り行う際に祭壇に安置する位牌です。

仮位牌という名前の通り四十九日まで使用される仮の位牌となっており、位牌には塗りが施されていません。

四十九日になると、白木位牌は仏具店やお寺でお焚き上げをしてもらうのが一般的で、

大切な方が亡くなった後の慌ただしい日常に、1つの区切りをつけることにもつながります。

本位牌(塗位牌・唐木位牌)

本位牌は、塗位牌や唐木位牌とも言われ、四十九日の忌明けを迎えてから仏壇に安置される位牌です。

白木位牌から本位牌に替えるのは、亡くなった人が四十九日までは行き先が決まらず、

さまよっており、忌明けが過ぎてはじめて成仏すると考えられているためです。

成仏するときに、その証として本位牌に替えます。

本位牌という名前から分かるように、仏壇に末永く安置される位牌になりますので、

本位牌の適切な選び方を理解しておくことが大切です。

寺位牌

寺位牌は、自宅に安置される位牌とは別に、お寺やお寺の本山に安置するために作られる位牌のことを言います。

事情があって自宅に位牌を安置できないという人や、永代供養を望んでいるご家族の場合、

お寺にお願いすることで他の寺位牌とまとめて供養してもらうことができるのが特徴です。

お寺によっては、自宅で安置していた位牌を持ち込めるところもあります。

しかし、お寺によって供養してもらうために必要な料金が異なる場合や、

サイズによっては持ち込みできない場合もあります。

そのため、持ち込みで寺位牌として供養してもらいたい場合は、事前にお寺に確認しておくことが大切です。

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